引越後の冷蔵庫故障チェックリスト
冷蔵庫のよくある異常パターンと対処法をまとめました。
すぐに修理の連絡を取ることも大事ですが、
セルフチェックをすることで解決できることもあります。
冷蔵庫に異変を感じたらすぐにチェックをすることが大切です。
放置しておくと、故障や火災の原因になってしまいます。
<冷蔵庫故障Q&A>
冷蔵庫は、電源を落とした状態に落ち着くとなかなか冷えません。
電源を入れてから、夏なら1日、冬なら半日くらいの時間を見て、
それでも状態が改善されなければ、引越し中に故障した可能性があります。
速やかに引越し業者に連絡を入れましょう。
冷蔵庫が全く冷えない場合は、まず断線の可能性が考えられます。
機械音がしているか、冷蔵室のランプが点くかを確認します。
両方とも確認できた場合は、コンプレッサーの異常かもしれません。
コンプレッサーを手で触ってみて、
1秒も触っていられないほど熱い場合は、速やかに電源を切りましょう。
長時間放置しておくと火災の原因になります。
(通常時でも熱いですが、数秒間は触っていられます。)
※冷蔵庫の機種によっては保護機能として、
コンセントを挿してから10分程度動かないものもあります。
据え付け直後の冷蔵庫は、通常時よりも大きな力で運転しているので、
そのため普段よりも音も大きくなります。
また、正しく据え付けられていない場合も異音の原因になります。
冷蔵庫の周囲をチェックして、壁などに触れていないか、
4つの脚がしっかりと床についているかを確認してください。
庫内の冷却ファンにごみや氷などが触れている事でも異音の原因になります。
冷蔵庫を水平に設置できていないことでドアの重さも多少変化します。
引越し前の家と新居で、床の水平が違う場合は調整が必要です。
ほとんどの冷蔵庫には調節脚がついているので、それを回して水平にします。
調節脚がない機種は、板などを差し込んで調節してください。
冷蔵庫は常に外部へ熱を放出しているので、異常ではありません。
そのため夏場では、表面が50℃以上になることもあります。
引越しの後に異様に熱くなったと感じるのであれば、
設置環境に問題がある可能性があります。
冷蔵庫の両側面に物を置いたり、壁にくっつけてはいませんか?
引越し前と同じような環境で高温になるようなら故障の可能性があります。
引越し後の冷蔵庫の異臭は、電源が切られたことにより、
中身(知らずのうちにこぼれていた肉汁など)が、
解氷とともに腐敗して、雑菌が繁殖していることが考えられます。
除菌タオルなどでしっかりと掃除をしておきましょう。