引越し業者に補償をしてもらう
引越しにはトラブルがつきものです。
引越しトラブルはできれば起きてほしくないことですが、
引越し業界は、クレーム産業と呼ばれるほど、
トラブルの発生件数が多いというのが現状です。
引越しのトラブルについて調べてみると、
信じられないような口コミ、事例が数多く出てきます。
万が一、家財に損害を受けた場合に備え、
適切な予備知識を頭に入れておきましょう。
なぜなら、補償の受け方を知らないがために、
家財に傷をつけられた場合でも補償されずに、
「泣き寝入り」している人が数多くいるからです。
信じ難い話ですが、これはよくあることです。
補償されないことなんてあるの?
引越し作業中に起きた損失は、補償してもらうことができます。
引越し業者は、“標準引越運送約款”というものを基準に補償を行うのですが、
作業スタッフによっては、
「私がつけた傷ではありません。」
「はじめから傷がついていたんじゃないですか?」と、
自分の責任を認めようとしない事例が数多くあります。
なぜこんなことが起こるのでしょうか - ?
ひとつの例として、
大手引越業者のAさんマークや、Sカイ引越センターでは、
多少の傷であれば会社の保険ではなく、
担当者が“自腹”で補償をするとのこと。
そのため、「傷をつけても認めない」ということが起きるのです。
補償までしてしまうと成績が悪くなるし、おおごとになるので、
ポケットから数千円取り出して、示談交渉に持ち込む担当者も多いようです。
大手が“コレ”ですから、小規模な引越し業者では、
補償がもっと難しくなります。
適切な補償を受けるためには、
利用者側も前もって対処法を頭に入れておき、
トラブルの際には、的確に対処できるよう心がけることが大切です。
見積もりの時点で、補償について確認しておきます。
私の場合は、「床とか、冷蔵庫が傷ついたらどうなりますか?」と、
さらっと自然に聞くようにしました。
ここで、明確に「適切な補償をします。」と言ってもらえるかを確認します。
中には、「安全に運ぶので心配ありませんよ」と、
ちゃんと答えてくれない業者もありました。
こういう担当者は怪しいですね。
当日の作業が下請け業者になる場合は、
責任をどちらがとるのかも確認しておきましょう。
冷蔵庫や床の状態を写真にとっておくことも効果的です。
補償を受けるには、引越し中にできた傷だと認めさせる必要があるからです。
証拠写真があれば言い逃れはできなくなるので、
写真は有効な手段です。
ちょっとめんどくさいですが^^;おすすめの方法です。
私は前日に写真をとっていたので、当日安心して見ていられました。
わざわざ冷蔵庫を引越しさせるわけですから、
故障していないことは当たり前なのですが、、、
移動前の動作確認をしていないことをいいことに、
「元々動かなかったんじゃないですか?」と言われてしまいます。
親切心で冷蔵庫を玄関の前に運びだしておいた人が、
「その時に壊れたんですね」と言われてしまうことも。
これが一番確実ですね。
現行犯であれば言い逃れはできません。
引越し当日は、いろいろと忙しいですが、
冷蔵庫の引越しであれば10分くらいで済むので、
作業中は目を離さないようにしましょう。
「おかしいかな?」と感じた時点で速やかに連絡を取りましょう。
冷蔵庫は、異常が起きた状態で電源を入れ続けると故障します。
搬入後の使用方法で故障した場合は、補償が難しくなります。
これらすべてを実践するのは、
ちょっと面倒くさいかと思いますが、
用心するに越したことはありません。
是非実践して、補償を受けられる体勢を整えましょう。